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今日の思いつき。

Posted on 2019-12-312019-12-31 by いわた ごう

2019年 12月 31日(火)

マニュアル通りにやってますというのはアホの言うことだ

- ∀ガンダム ギム・ギンガナム -

世の中には多くのことがシステム化されていて、その理由は「誰がやっても同じクオリティ(質)を保つため」で、それ通りにやっていけば間違いは起こりにくいというため。

それがマニュアルというアイテム。
(手引書。 ある条件に対応する方法を知らない者(初心者)に対して示し、教えるために標準化・体系化して作られたもの。)

これはランニングにも起きていて、「あの人(大会で速かった人や有名な選手など)がやっている」という隣の芝生は青く見える的な考え方や「雑誌(もしくはネット)に書いてあった」というそこに書いてあるものが正しい的な考え方がまさにマニュアル通りじゃないのかな、と。

でも、マニュアルが悪いわけではない!

例えば、インターバル走。
この練習目的はどこで調べたとしても、誰に聞いたとしても「心肺機能を向上させるため」や「最大酸素摂取量(一定時間あたりにどれだけ多くの酸素を体内に取り込むことが出来るか)を向上させるため」と知ることができる。
他にも「トップスピードを向上させてレースペースに余裕を持たせるため」という人もいるはず。

例えば、ロング走(距離走)。
この練習目的は「持久力をつけるため」とか「フルマラソンで後半に失速しないため」 と言われることが多くある。
たまに「距離耐性をつけるため」という人もいると聞きましたが。

他にも挙げたらキリがない。

これらの練習目的を自分の課題克服やパフォーマンス向上のために練習メニューを考えるときに取り入れるわけだけど、上記で書いたように「練習の目的」に間違いはないし、調べたときに出てきた練習のやり方や組み方を実践してみたものの、どういうわけか結果がついてこないという人もいるはず。

これがまさに最初に書いた「マニュアル通りにやっています」の状態で、その練習で得られる効果を活かすように次の練習ができていなかったり、その練習のあとの過ごし方で本来の練習効果が得られていないこともあるということを知っておいたほうが良い。

「誰かがやっているから」の誰かがどこかの大会で結果を出したとき、「この練習が有効だったに違いない」と雑誌(ネット上)でピックアップされているだけであって、その練習に付随する何かも大事な要素だということが伝わらないから練習の成果が表れない人がいるってことなんだけど。

それとは別に、本来の目的とは違った効果を狙って練習をすることだってある。

スポーツDr.の野田さんがランナーズ・ミーティングで「インターバル走は自分が走ろうと思っている距離やペースを分割して走るもの」と言われていたし、高校時代には1,000m×5本という練習も「1本目がスタートから1,000mまで、2本目が1,000mから2,000mまで…」とレースで走る距離を分割してイメージして走ったりもしていたけど。

これは世間一般的に知れ渡った練習だとしても、そんな練習のやり方をやっていたなんて知る人も少ないだろうし、大学時代にもオリンピックを走った監督から「練習なんてものはできて当然。(まだ続くけど非公開)」とそれぞれの練習目的よりも練習をすることそのものに対しての意味を何度も説明されたことだってある。

要するに、マニュアルの中身はすでに理解・把握をしていて、それを基にして臨機応変に練習をしていたってこと。

「レースはこうなります」なんて保証はどこにもないからね。

「レースは生き物だ」なんて言う人もいるけど、生き物なんだったら意思を持って動くはずだから生き物ではないし、そのレースに参加している何百人、何千人、何万人というランナーが織りなす偶然と天候や気温、コース条件などの環境によっても目まぐるしく変化するものだから、そのタイミングそのタイミングに応じた臨機応変な対応ができるように準備をする必要があるはず。

マニュアル通りに動くレースなんてものは存在しないし、マニュアル通りに走り切れるほど生易しいスポーツでもないし、数パターンで乗り越えられるほど簡単な距離ではないということを理解しておいてほしいかな。

マニュアル通りにしかやらないから想定外のことが起きたときにパニック状態へと陥って理想通りの走りができなくなるんだよね。

2020年は「臨機応変にレースへ対応する」ということをテーマに掲げて、トレーニングを積み重ねていくのはどうだろう。

さて…

2019年も残すところ、あとわずか。
2019年は大変お世話になりました。
2020年も皆さんにとって良い年でありますように。

良いお年を。

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