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岩田豪(いわたごう)オフィシャルサイト 走るを改革!【Go Iwata Official Site】

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今日の思いつき。

Posted on 2020-01-142020-01-16 by いわた ごう

2020年 1月 14日(火)

ここ数日、Twitterでツイートしたことに対する反応が多くてビックリ!
♡はいっぱい押されるし、どんどんフォロワーさんは増えるし。

https://twitter.com/sakura2hanabi/
フォローしてください♪

ランニングの楽しみ方は人それぞれだけど、「マラソン大会へ参加すること」を選び、その中でも「記録を更新する」ということを選んだ人は悩み事が増えるかもしれない。

本末転倒。
(ほんまつてんとう)
ストレス解消のため、ダイエットのためにランニングを始めたはずなのに、マラソン大会へ参加して記録を更新することが目的となり、それなのに記録が更新できなくてストレスが溜まる…

舎本逐末。
(しゃほんちくまつ)
マラソン大会を振り返り、反省点や次の大会へ向けた課題を見つけたのに、その対策として考えたものが実は本質とは違ったものになっていたり…

そういったことがランニングを楽しんでいる人には起きているんだけど、ランニングを愛して止まない人達にはそれが理解できなかったりするんだよね。

灯台下暗し!

この「本質とは違ったもの」をツイートしたから、みんなの反応がたくさんあるのかもしれないね。そのついでと言ってはなんだけど、せっかくだから「本質とは違っているかもしれないもの」を挙げてみようかな。

それはTwitterでツイートしたけど、マラソン大会の反省でよく聞く「走り込み不足でした」がわかりやすいかもしれないから復習しておこう。

走り込み?
脚作り?
泥臭い練習?

格好つけてそれっぽい言葉を使うから本来の目的や意味が正確に伝わらないし、正確に伝えていないから身体を壊したりレースで失敗することになるんだよ。

距離を走ることが走り込み?走り込めば脚作り?脚作りが泥臭い練習?

それだけだと底上げにはならないね。

— いわたごう (@sakura2hanabi) January 12, 2020

走り込み…脚作り…泥臭い練習…
テレビ観戦をしていると解説者やコメンテーターが言っているし、雑誌やネットでも使われているような言葉だから使ってしまいがちだけど、トップクラスの選手達がこの言葉を使っているのは聞いたことがないはずなんだよね。

なのに使っている…

要するに中身のない練習量は走り込みとは言わないし、そんな走り込みでは脚作りとは言い難く、ただ走っただけでは泥臭くもなんともないってこと。

もちろん中身がないわけではないんだけど、基本的な練習の効果を理解しているだけで練習と練習の相乗効果・相殺もあることを知っておく必要があるし、練習と練習のあいだの疲労回復に充てる時間にだって気を遣う必要があるんじゃないのかな。

練習だけがパフォーマンスを向上させるために必要な要素ではなく、「休養」もパフォーマンスを向上させるためには必要不可欠で、休養も睡眠時間が確保されていたり食事がしっかりと摂れていなかったら強い身体は作ることなんてできないし。
強い身体が作れないなら「脚作り」という言葉に中身はなく、強い身体を作るための走り込みができないなら「走り込み」なんて言葉は嘘になるし、そういったことも十分にできないなら「泥臭い」なんて表現は適切ではなくなるよね。

そういったことを踏まえた上で聞いてほしくて時間を空けて新しいツイートを次の日にしたの。

マラソン終盤で失速をして「走り込み不足」と反省をするけど、失速をした問題は走り込みではなく「ペース配分」ではないのかなぁ。

「ペースを維持する力」ではなく「ペース配分」の問題。

ペースを維持できないのは自分自身の走力がそのレベルに達していないということ。

— いわたごう (@sakura2hanabi) January 13, 2020

みんなが大会で走るときにどういう考えでペースを設定して、レース中の気象条件やコース条件にどうやって対応しているかはわからないけど、「ペース設定」と「ペース配分」の概念に勘違いがあるかもしれないから、もう一度考え直すためのきっかけとなれば嬉しいかな。

「ペース設定」と「ペース配分」。

レースの終盤で失速したことにスタミナ不足という要素を考えているのだとしたら、自分自身は最後までレース前に設定したペースで走れると思い込んでいるということだよね。
(そのペースで走ることを想定して練習で設定ペースとして走っていることが勘違い)

そのつもりでレースへ参加しているわけだけど、その設定したペースが中盤から後半に差し掛かるところ辺りで苦しくなってきて、肉体的にも精神的にも疲労困憊になって失速して「あぁ、走り込み不足だった…」と思うわけだよね。
(レースを振り返ったときに考える原因の勘違い)

それで「ペース設定が勘違いだった」とは考えないから「ペース配分が間違ったのか」という概念も生まれないし、机上の空論だったペース設定を正しいペース配分だと思い込んでしまうことになるから何度も同じことを繰り返すことになる。

そもそも!

ペース設定(ペース配分)を考えるときに大切なのは「練習をしたペース」ではなく「最後まで走り切る自信があるペース」をイメージすることで初めてペース配分を考えると表現できるわけで、そのときに考えたペース配分がペース設定になるわけ。

それでもレース前に考えたペース設定(ペース配分)ですらレース前のウォーミングアップで修正することもあるし、レースが始まって走り出してから「あれ?スタート前と違う…」と思えばペース設定(ペース配分)は変えないといけないし、レース中ですら気象条件やコース条件に合わせて対応して走らないといけないのでペースは上がったり下がったりさせることもある。
(ペース設定とペース配分の意味を勘違い)

そうなると「ペース設定は確定ではなく不確定なもの」と考えて走らないといけないし、練習で決めている設定タイム(ペース配分)とレースで走らないといけない設定タイム(ペース配分)は別物だと認識しないといけない!

勘違いだらけ…

ランニングって難しいよ。
思っているより簡単なものじゃないよ。

だから上のレベルへ行ったことがある人ほど説明するときに言葉を慎重に選ぶし、一般ランナーの発言を見て「そうじゃないんだけどなぁ。」と思っていることはいっぱいあると思う。

なのに高いレベルで活躍した人の話を聞いても自分自身が知っていることとは違うから、「それはアスリートだから…」という言葉で上のレベルの考えを受け入れようとはせず、自分のレベルから上のレベルへは進んでいこうとはしないのが現状かもしれないね。

それに合わせて発生している問題が「目標を達成したら急に人へ教えようとする」ということ。
(たとえば…サブ3したらサブ3を目指す人にアドバイスをする)

人より少し速く走れるだけで自分の考えを伝えようとすることでその言葉が正しい表現ではなかったり、自分だけが理解している言葉や体験で話すから相手へは伝わらないし、それを聞いて走った人が偶然にも結果を出せたのに理解(体験)していない効果ややり方を人へ伝えようとし…

悪循環の誕生!
負のスパイラル!

となると上のレベルへ行き残っていくのは偶然できた人達ばかりになるよね。
結果として「あの人は才能があったからだ」という言葉で落ち着いてしまうわけだ。

この問題は別の機会にするとして、「ペース設定とペース配分」という中にいくつかの勘違いがあって、この勘違いが蔓延して情報過多になっているから悩む人も多くなっているんだよね。

ここに挙げたのは「ペース設定とペース配分の勘違い」だから、練習のやり方(ペースの設定など)については何も書いていないけど、こういったところを見直していけばレース中の失速をそれなりに防ぐことができるし、少しでも言葉の意味を理解してもらうことができれば次の悩みが生まれたときにも説明は今の考えに上乗せするだけで済むから話は早くなる。

教室やクリニックをしているとそれが良くわかるんです。

SNSで「記録を更新した!」という人の練習方法や「練習はこうするものだ!」という考えの人の練習方法には騙されないようにしようね。
練習の一つ一つは簡単そうに思えても、それらはすべて基礎や基本などの土台の上に積み重ねられたものであって、今すぐに取り入れることができるものではないかもしれないから気をつけよう。

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UNITE!!「速くなるためには知識を身につけることから始めよう」 – 「走ること(練習など)の定番」とされていることがいくつもありますが、トレーニングの原理(身体に起こる現象)やトレーニングの原則(効果を出すうえで守るべき行動規則)が説明されていなかったり、それらを理解されていないことは少なくありません。そのトレーニングの原理やトレーニングの原則を学ぶ場として開設します。どこかの団体やチームに所属していても構いません。正しいトレーニングロゴを身につけましょう!https://moshicom.com/43294/

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