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今日の思いつき。

Posted on 2020-01-192020-01-18 by いわた ごう

2020年 1月 19日(日)

「弘法筆を選ばず」と言うぐらいだから何をするにしても本人の能力ありきで結果は決まる。

便利なアイテムを使って好記録が出たとしても、その次に待つ目標を達成する難しさは便利なアイテムを使わずに好記録を出した次の目標と同じだと思うんだよね。

たしかに便利なアイテムだけど…

そうなるとレベルが上がっていくほどに練習強度や練習量が上がっていくことを考えたら、目標にしている「サブなんとか」は達成できても次のサブなんとかは練習強度も練習量も増えるよね。

練習量が増えるということは練習時間が増えるということでもあるわけで…

練習時間が増えた分だけ疲労回復の時間が減るわけだけど、身体が練習強度や練習量に耐えられないのに疲労回復の時間が減ったら、次の練習に影響が出るということでもある。

回復能力が備わってないのに練習強度を上げたら、便利なアイテムを使う前の「弱い身体で練習強度を上げたとき」と同じ状態と一緒なわけだ。

ということは、鍛えないといけないのは便利なアイテムを使っても使わなくても自分自身の身体になるよね。

だから「便利なアイテムを使ったら速くなる」という事実を知っておけばいいだけで「どういう根拠で速くなるか」は別にどうでも良いと思うんだけど。

それよりもまずは強度の高い練習や長時間に及ぶ練習に耐えられる身体へといかに鍛えられるのか、そのアイテムを使ったとしてもそれに耐えられるだけの身体にできているのか。

そういうことを考えずに目先の「目標を達成したい」という思いのために便利なアイテムを使用して、その後に苦しんだら元の木阿弥。

さて、ここで問題発生!

その便利なアイテムが使えなくなったとしたら…

だからみんなも騒いでるんだよね?
「使えなくなったらどうしよう…」って。

便利なアイテムに飛びつかず、自分自身の身体をしっかりと鍛えている人からすると「別に今と変わらない」というだけで、いかに便利なアイテムに依存していたかが浮き彫りになったというわけだ。

たしかに便利なアイテムなんだけど。
(とか言う僕も使っているので、誰もが使っていることに異論はない。)

そういった意味でも基本に立ち返る時期が来たんじゃないのかな。もしくは「基本を見直せよ」という忠告じゃないのかな。

どんなに便利な道具であろうと使い方を間違っちゃいけない。

だから自分の身体はしっかりと鍛えておいて、「今すぐに」「いつでも」「どこでも」走れるように準備しておく必要があると思うんだ。

便利なアイテムを使えるのであれば使って、使えなくなるのであれば使わないだけで、自分自身のやることは何も変わらないからね。

アイテムを禁止されたことで次の目標達成が厳しくなるのなら、便利なアイテムの使い方も見直すべきかもしれないし。

でも本当のことを言うと。

「サブなんとか」や目標タイムにこだわって練習をしている人達よりも、「自分自身にできること」のレベルをコツコツと積み上げている人のほうが実は結果を出し続けているんだけどね。

それを便利なアイテムを使っている人達はどう思うんだろう。

「あれ、使えばいいのに」と思うのか、「どうして使わないの?」と思うのか。
それとも「どうして使ってないのにそこまで走れるの?」「どうやって?」と思うのか。

人の感覚や感情はそれぞれだから「こうしようよ!」という強制はしないけど、それに依存してしまったランニングだけは避けたほうがいいはずだよ。

念を押してもう一度。

たしかに僕も使っている。
使ってはいるけど使えなくなったとしても僕のやることは変わらない。
使えなくなるとしても不満はないし、使い続けられるのであればラッキーとは思っている。

使えることで懸念があるとしたら、実業団選手や大学生だけではなく、高校生や中学生が使っていることもだけど、小学生までもが使っていること。

便利なアイテムを使えるのであれば、それはとびっきりの秘密兵器!

ただ…

いくら秘密兵器だとしても見せ過ぎたら秘密ではなくなるし、土台がしっかりしていなかったら秘密兵器も宝の持ち腐れになる。

必殺技を序盤から使うヒーローなんてそうはいないし、序盤から使い過ぎると敵もバカじゃないんだからそれなりの対策はしてくるし、そんな大技が何度も繰り出せるほど身体の強いヒーローを見たこともないし、ヒーローも敵も同じ必殺技を使い合ったらそれはもう必殺技とは言い難いと思うんだけど…

どう思う?

悩ましい問題ではあるけどそこを問題にするより、自分自身のパフォーマンスが目標達成のために鍛えられているのかを問題視して、もっと他に見直すべき部分はあるんじゃないのかなぁ。

でも使うと便利なものだから使いたい気持ちもよく分かるし、それが使えなくなる気持ちも痛いほど分かるけど。

目標を達成したら次の目標が生まれるのは当然の理。
そのハードルが高くなればなるほど、それだけの苦労は当たり前だけど付きまとう。

賛成とも反対とも言えないけどランニングを楽しむ一人のランナーとして、道具ありきの記録よりも自分自身の身体を鍛えて出した記録をお勧めしたい。

それを助けるための道具であるということを忘れないようにしよう。

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UNITE!!「速くなるためには知識を身につけることから始めよう」 – 「走ること(練習など)の定番」とされていることがいくつもありますが、トレーニングの原理(身体に起こる現象)やトレーニングの原則(効果を出すうえで守るべき行動規則)が説明されていなかったり、それらを理解されていないことは少なくありません。そのトレーニングの原理やトレーニングの原則を学ぶ場として開設します。どこかの団体やチームに所属していても構いません。正しいトレーニングロゴを身につけましょう!https://moshicom.com/43294/

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