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今日の思いつき。

Posted on 2020-01-202020-01-21 by いわた ごう

2020年 1月 20日(月)

連日のようにTwitterへペース設定(ペース配分)についてをツイートしているなぁ。

だからフォロワーさんからは「この人、ペースのことしかツイートしないなぁ。」と思われているかもしれない。

まぁ、実際にペース設定(ペース配分)のことしかツイートしていないんだけど。

でも、これには理由があるから説明を。

それはこれまでに中学校から高校・大学を経て実業団へと進み、高いレベルで陸上競技をずっと続けたわけだけど、各年代で出場した大会の数々を思い出してみたら良い結果だったときも悪い結果だったときもペースが関係していたという事実。

たしかに練習は関係しているんだけどね。

練習は必ずやらないといけないものだからそれがどうだったかが大切なのではなく、大小関係なく大会という本番の舞台で練習してきたことを遺憾無く発揮することができたかどうかだし、その舞台で実力を発揮するということは練習で培ったものを出し切れたということ。

その練習で培ったものというのは紛れもなく「目標を達成する」と心に誓い、その目標達成を可能とするために身体へ刷り込んだペース感覚という能力だったと気づいたわけ。

大会でうまく走れたときは練習通りにペースをしっかりと守れたときで、大会で散々な結果で終わってしまったときは練習もしていないペースで走ってしまったとき。

そのペースはそのレベル相応のもので、中学生のときは中学生レベルの、大学のときは大学レベルのもの。

駅伝ではそれがより顕著になる!

みんなはお正月になると何気なく観ているんだろうけど、ブレーキを起こす(失速してしまう)選手は決まって体調や状態に見合わないペースで走っていたとき。

本来の調子ではないのに強行出場をした選手が本来の調子のときと同じように走ろうとしてしまったとき。
チームのエース格ではないのに学生界トップレベルのようなペースで走ってしまったときなど。

持っている力を十分に発揮した選手は襷(たすき)を渡す瞬間までペースを刻み続けているし、襷を取って手に巻いてラストスパートまでするほどの走りを見せる。

これを自分自身のレースと置き換えてみると…

練習で積み重ねてきたペースを守れたときには目標としているタイムを出すことができたはずだし、体調が良くなかったり練習がしっかりとできていないのに目標ペースを守ろうとしたときには目標としているタイムを出すどころか後半に失速しているはず。

これは一部のランナーにしかわからないというような話ではなく、大会へ出て目標を達成したり達成できなかったことがある人は納得できるよね。

というわけでペース設定(ペース配分)が大切って何度も説明をしているわけ。

このペース感覚を養うために練習があるわけだけど、その練習の設定ペースに無理があったり、練習の目的や効果を相殺していることがあるほどに、大会では練習している通りの走りができなくなるってこと。

練習はすごく大切だし、練習をやらないことには目的を達成することは難しくなるけど、ただただ練習へ取り組んでいるだけではペース感覚なんて身につかないし、ペース感覚が身につかないどころかゴールまでのイメージすらできないはず。

だから適切な練習強度と適切な練習量で目標へ向けた練習をしていくことで、目標を達成するために必要なパフォーマンスを身につけることができるわけ。

「サブ◯をするためにこんな練習をやりました!」や「◯◯をやったおかげで目標が達成できた!」、「月間◯◯kmで目標達成!」などのどれもが目を達成できた人のやり方なだけであって自分自身に合うものかどうかはわからないし、実力以上の練習強度や練習量は大会当日にオーバーペースや身体の痛み・熱中症・低体温症のような身体の不調を起こす原因になっている。

雑誌やネットで見かけないような情報だから信じる人は少ないかもしれないけど、そんなネガティブな情報をご丁寧に載せているものなんて見たことがないし、そんなネガティブな情報を好き好んで収集している人なんて珍し過ぎると思わない?

さて、どうしようか。

僕がTwitterで発言していることが必ずしも正しいとは思わないけど、思い当たる節がある人は少しだけでも耳を傾けてもらいたいなぁ。

それでも僕のTwitterやコラムはどれもが問題提起であって、そのどれもが解決策や具体的な解決方法を示したものではないのも事実。

「解決方法を教えてくれないなら必要ない」と思うならそれはそれで構わないけど、その解決策や具体的な解決方法を説明しようとしても140文字のいくつかでは不可能なほど情報量は多いし、それを文章にしようとしたら長文になり過ぎるから途中で疲れてくるのが想像できるんだよね。
それに言葉で書くと細かなニュアンスが伝わらないこともあるから、解決策や具体的な解決方法を伝えるためにランニング教室やランニングクリニック、ランナーズ・ミーティングなどを開催しているわけ。

一度にすべてを覚えるのは難しいことだから、少しずつでいいから知識を取り入れていってもらいたい。
そのための情報源となれるように書いていけたらいいなぁ。

今後ともよろしくお願いいたします。

あわせて読んでください。
ペース設定とペース配分(2020/01/14)
間違ったペース設定が起こす問題(2020/01/16)
目標タイムを出すためのペース設定講座(2020/01/18)

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