2020年 1月 23日(木)
ランニングをおにぎりで考えてみた!
おにぎりといえば中に入れる具材をいろいろ考えることができるけど、ランニングをおにぎりのように考えてみると「おにぎりを食べるのにそれはしないか」と思ったから、「この人、変わったことを言い出したなぁ。」と思いながら読んでもらえたら嬉しいかもしれない。
まずはおにぎり。
おにぎりといえばご飯を三角形・俵形・球状などに加圧形成した食べ物のこと。
元々は残り飯の保存や携行食だったけど、近頃ではコンビニやスーパーマーケットで様々な種類が販売されるほどの人気が…
そんなことはどうでもいい。
おにぎりは中に具材を入れて様々な味を楽しむことができるわけだけど、おにぎりを食べるときは誰でも中の具材だけではなく、具を包み込むお米や海苔も食べているはず。
要するに、お米や具材、海苔を全部まとめて「おにぎり」として食べているわけだ。
この おにぎり をランニングと置き換えようっていう話。
おにぎり = ランニング
中の具材 = メディアが取り上げるもの
お米や海苔 = これがないとおにぎりにならない
このようにして考えると、みんなのおにぎりの食べ方(ランニングへの取り組み方)って…
「一緒にするな!」と思われるかもしれないけど、それだけが大事ではないんだよって説明したところで伝わらないのなら、こうやってイメージしやすいように例えるしかないよね。
中の具材。
雑誌やネット記事などから「距離走だ」とか「最大酸素摂取量だ」とか、「ピッチだ」「ストライドだ」「厚底シューズだ」という情報を仕入れてくるわけだけど、この具材にばかり執着してしまっていないかっていうことが今日の伝えたいことなんだけど。
この「具材」に執着してしまっているから他のことを軽視するし、軽視しているから思った通りの成果が現れていないということになる。
みんな、具材しか食べてないということ。
すべての人が…というわけではないけど、たくさんの人がこれに近い状態になってしまっているし、そのバランスが取れていないから身体を痛めることにもつながるわけ。
具がたくさん入っていてお米の量が少ないと、少しかじっただけでおにぎりは形を崩すよね?
はい、トラブル発生。
(怪我の発生です)
お米の量と具材の量が適切なバランスに保たれていたら、具材の量に耐えきれずに崩れることはなかったはず。
もしくは中の具材をホジホジしなかったら、おにぎりは形を崩すことなんてなかったかもしれないのに…
それなら初めから具材だけを楽しめばいいのに…となるわけ。
そもそもおにぎりは具材よりも具材を包み込むお米のほうが割合として多いのが普通。
雑誌やネット記事でたびたび取り上げられる「長い距離を走ろう」や「ピッチ」「ストライド」はランニングというおにぎりでいう具材でしかなく、その具材ばかりに気を取られていてはランニングはおにぎりとしての形をなさないよね。
具材を包み込む周りのお米も大事だということが伝わったなら、どれだけ周りのお米を軽視していたかに気づけるかもしれない。
みんなが作るおにぎりはどれもが同じ大きさになるわけでもなく、形はいびつかもしれないけど、大きさが違ったり形が違ったとしても味に大きな違いはないんだから。
中身にだけこだわらず、おにぎりを作るための手順を知り、方法を知り、おにぎりを形作るために加圧する力加減を覚え、誰が食べても美味しいおにぎりにしないとね。
あ、そうそう。
おにぎりという味は楽しさかな。
さて、自分自身のおにぎり(ランニング)はどんな感じ?