2020年 1月 27日(月)
全豪オープンテニス2020。
テニスって観てると楽しいよね。
戦略や戦術などのかけひきはもちろんだけど、そういったものの他にも勉強になることがあるし。
日本からも選手が出てたけど、ニック・キリオス選手をなぜか応援してしまうなぁ。
(ナダル選手に負けてしまったけど…)
火災の影響を受けた人達への支援としてサービスエース1本につき200ドルを寄付するって発表してたからか、スタイルがいいからか、ゲームの合間に何か喋ってるのが気になるからか。
いや、2回戦でジル・シモン選手とタイムバイオレーション(前のポイントが終了後25秒以内にサーブを打たないといけないショットクロックが採用されているため)を取られ、そのサーブはサービスエースを取ったけど、次のサーブの前にナダル選手のモノマネをしたからもしれない。
ナダルのサーブ前のルーティンが長いからみたいだけど。
まぁ、それは置いといて。
やっぱりトップ選手達はゲームに入るまでの行動に無駄がないよね。
コートへの入場からゲーム前のラリーでウォーミングアップをしている姿、セット間の休憩時間中の補給や汗の処理、ゲーム中にシューズを履き替えるにしても行動はどれも迅速。
特にシューズを履くところは釘付けになって観察してしまったわけだけど。
それは2回戦で杉田祐一選手がゲーム中にシューズを履き替えたときのこと。
これは何気なく観てしまうところだけど、ゲーム中ということもあってシューズを迅速に履き替えていたんだけど、わずかな時間の中でシューレース(靴紐)をつま先から的確に絞っていって自分の足へフィットさせるように履いていたわけだけど。
だからどうしたって?
ランニングは競技の特性上、途中でシューズを履き替えるということは一部例外を除いてないわけだけど、スタート前にたっぷりと時間を取ることができることを考えると、いかにシューズを丁寧に履けていないかがよく分かるはず。
だって、わずかな時間でシューズを丁寧に履くことなんてできないでしょ?
わずかな時間で丁寧に自分の足へフィットするように履けるということは時間を掛けたらもっと丁寧にシューズを履けるということ。
時間をかけないと履けない人達がわずかな時間でシューズを履けるわけなんてないからね。
それでなくてもシューズをうまく履けていないのに。
(シューズを履いているだけ。履きこなしてはいない。)
他のスポーツを観て勉強になるのかって思う人がいるかもしれない。
僕は吹奏楽などのコンサートへ行くけど、スポーツ観戦をすることと同じようにコンサートでも勉強になることはある。それも勉強になるのかって思う人がいるかもしれない。
一度、行ってみて。
勉強になるから。
そうやって感性を磨いていくことで、自分自身がランニングのことをいかに雑に考えていたかがわかると思うんだけどなぁ。
友人がサポートしているホルンのジョイントコンサートは数十人という規模だけど、それでも学べることはたくさんあるから招待されたら可能な限りは会場へ足へ運ぶようにしているし。
そうやって学んだことが何かに行き詰まったときには役に立っているんだろうと思うと、ランニングにしか興味がないのも問題があるのかもしれないよね。
他のことから学んだ小さな小さなひらめきは、驚くほど大きな効果をもたらすかもしれないよ。