2020年 2月 24日(月)
「キミのためにできること。」
2017年に始めたプロジェクトで、未使用のマラソン大会参加賞Tシャツを集めて発展途上国へプレゼントしよう!というもの。
「タンスの中で眠ったままのTシャツが…」と教室の方に言われ、どうにか再利用する手はないかなって考えて。
僕が事務所代わりにしているコワーキングスペースの利用者にケニア共和国で医療支援のNGO(国内ではNPO)として活動している方がいて、その方へ相談して実現したプロジェクト。
当時は実業団でコーチをしているチームに所属する友人へ「チームの外国人選手に持って帰ってもらえないか?」と提案して、彼らから心地良く承諾してもらえたので1回目は実現したものの、その方からは「良い試みだとは思うけど、次回からは止めてください。その選手が空港で関税を払うことになったら責任を取れるんですか?ケニアは諸々の事情から目をつけられると大変なことになるんです。そんなに甘い考えでは彼らに被害が出ますよ。」と注意され、僕自身の認識の甘さは元より世の中の流れや他国のことを何も知らないことを痛感し…
それでも気持ちを汲んでくれたようで「では、僕らの団体が医療支援で活動するときに子供達へ配りましょうか?」と提案していただき、お言葉に甘えて活動に便乗して配布してもらうことになったわけです。
それでも課題は多く、現地(発展途上国の受け入れ先)までの輸送料(めっちゃ高い!)や集めたTシャツの保管場所や状態チェック・封入などの作業(作業場所)も検討しないといけないし、単独の活動費用でどうにかこうにかできるものではなかったりして…
これが日本国内でランニングを楽しむ人達から発展途上国の子供達(大人も含む)への貢献活動だけど、国内にいるランニングを楽しむ人達にも何かを還元しないといけないなって思っていたところ、近頃の新型コロナウィルスの影響で全国各地のマラソン大会が中止となっていることで皆さんがマラソン大会へ参加できないでいるという現状から何かを還元するしないとって思ったから、先日に競技場でランニングイベントを開催してきました。
発展途上国の誰かにだけではなく、日本国内のランニングを楽しむ人達にもできることを。
(今後は開催回数を増やしてやる予定です)
内容としては「フルマラソンを走れなかったから、みんなで集まって走ろう!」ということでフルマラソン(400m105周と195m)をリレー!
最速賞を男女別に用意し、安定賞と暴走賞も用意。
1人で10本以上走ることになったけど、いかに安定して走れるかはランニングをする上でとても大切なことだし、ペース配分を間違うと後半に大きな支障をきたすということも体感でき、長い距離を走らなくてもランニングの厳しさを知るには良い機会となったみたいで。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
また、マラソン大会代替企画のイベント主旨でもある未使用Tシャツも回収させていただき、今後の活動へのプレイベントとして改善点なども浮き彫りになりました。
集めたTシャツは1枚1枚を丁寧に検品し、封入し直して発展途上国へと送りますので、しばらく時間はかかりますが確実に現地へと輸送させていただきます。
そして、現地で配布が完了した後は現地の子供達から協力してくれた皆さんへメッセージ付きの写真が届くので楽しみにお待ちください。

