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今日の思いつき。

Posted on 2020-03-062020-03-06 by いわた ごう

2020年 3月 6日(金)

学生時代に長距離のトップクラスにいた友人と久しぶりに二人でランニング。

走り始めは「大会が中止になっていってるね~」とか「調子はどう?」なんて会話をしてたけど、走って身体も温まってきたら話の内容も熱が入ってきて…

「どういう練習をしたらいいんやろ?」なんて会話をしてみたり。

とても全日本インカレで優勝したり、今でもトップクラスの大会へ出場しているのに質問だとは思えない!

…なんて思うけど「どういう練習をするべきか」はレベルを問わず多くの人に共通する問題で「何を考えて」「何を目的に」「どんな練習をしているか」は同じし、例えば一つの方法があったとしても自分自身に当てはまるかどうかはわからないし、当てはまったと思った方法でも時期や状況が違えば今回も当てはまるとは限らないんだよ。

それなのに「以前と同じ練習方法(内容・強度など)」を実践するから無理をしている可能性もあるし、練習の目的ですら違ったものになっている可能性だってある。

すれ違ったランナーには聞こえにくかったかもしれないけど、追い越していくランナーからすると「その話、もう少し聞きたい!」と思われたかもしれないなぁ。
(自意識過剰とかではなく、専門用語も使わない距離とペースと体感の話だったのでレベルを問わず聞きやすい内容でした)

僕らの走っていたペースは6分30秒前後。
時間にして60分(そのうち20分ぐらいは立ち止って会話)。

学生トップクラスだった友人(今も速い)と久しぶりに2人で練習。

そのペース6分30秒!
その時間40分!
それでも価値はある。

大切なの速さでも時間でもなく、「足りないものは何か」と「間違っていたものは何か」の検証をすること。

まずは「プライドが邪魔」と「勇気を出す」が最初の課題かな。

— いわたごう (@sakura2hanabi) March 6, 2020

それでもお互いに練習の価値はある。

意見交換をすることによって「足りないもの」と「間違っていたもの(間違っているもの」が何かを見つけ出すことができたし、その見つけ出した一つ一つに対して解決方法も意見交換ができたから、あとはそれを実践していくだけなんだけど…

「これまでにやってきた自分の経験」というプライドが邪魔をしていたり、「理解できるよ。理解はしてるんやけど、でもそれをして効果が出るのかな」という踏み出す勇気がないっていう障害があるだけ。

例えば「距離走」という練習だったり、「ペース走」という練習だったり、「インターバル走」という練習があるけど、「その目的は?」と聞かれたら答えられるかもしれない。

では「どうしてそのペースなの?」と聞かれたら答え難いはず。

何かに書いてあったから?
これぐらいで走らないと効果が出ないから?
目標が〇時間〇分だから?

その回答はいづれにしても「〇〇から、このペースだと思う」という域からは出ないはず。

そんな確認をしながら走ったのだから、二人でのんびりと走った練習は今回の効果としては期待できないかもしれないけど、明日からの練習に対して影響を与えることもできるし、それは持続性のあるものだから効果も期待できる。

いや、のんびり走った練習そのものも無駄ではないか。

誰かと走ることは「一人ではできない強度の高い練習を誰かと一緒に走ることで取り組める」というメリットがあるかもしれないけど、それは必ずしも「強度の高い練習」ではないといけないなんて理由はない。

だって、一人でのんびり走ろうとしても結局は呼吸が乱れそうになるほどの速さで走ってしまうからね。そう考えると誰かと走る目的に「あえてのんびり走る」という選択肢も生まれるはず。

強度の高い練習は確かに一人ではやりにくいかもしれないけど、集まってくる全員が同じ走力でないのだから、結局は一人一人でそれぞれにあった強度で走るしか方法はなくなる。

走れる誰かに合わせて走れば走れない誰かが無理をする羽目になるし、走れない誰かに合わせて走れば走れる誰かが余裕を持て余すことになるかもしれない。
(まぁ、余裕が余ってたらプラスαで追い込めばいいんだけどね)

普段から1人でものんびり走っている人には当てはまらない選択肢だけど。

話が脱線した…

意見交換をして練習方法を導き出したものに変えてみたところ、以前の練習からは何も変化を生み出すことがなかったとしても、身体に与えている影響は違ったものになっているかもしれない。

今回の僕らの場合は「強度が高過ぎるのではないか」という話をしたから、「練習強度を全体的に少し下げてみたら?」ということなので、練習強度を以前より下げたとしても現状と同じ力を維持できているのであれば、「身体にそこまで負荷を与えなくても現状を維持できる」ということになるし、「負荷を与えない」ということは疲労の蓄積が少なくて済むわけだから、身体を痛める可能性を以前よりも下げることができるかもしれないという期待も生まれる。

「現状のパフォーマンスが維持できなかったら?」というケースも考えられるけど、身体のどこかを痛めたあとの練習再開が今回の課題のスタート地点だから、その分だけ「練習の負荷に対して身体を鍛えることができた」と考えることができるので、ある程度の期間で試したのだから次の期間で練習強度や練習量を上げたらいいだけの話。

…まだまだ話は続くけど、キリがないからこの辺で。

ようするに「考える力」を養っていかないと、これまで以上の、今以上のパフォーマンスは期待できず、無理をして練習をするほど身体に疲労が蓄積されるので、近い将来に足を痛める可能性だって高くなってくることになるわけ。

しっかりと考えたほうが良いよね。

僕は(環境や部活に在籍した期間がどうであれ)高校で800mのPBが2分05秒だったのが、トラックに復帰した39歳の初戦からPBを更新して、42歳で年齢別日本最高記録も更新できたのは、練習そのものよりも考える力だと思っているよ。

— 有馬 優仁 (@EugeneArima) March 5, 2020
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