2020年 3月 24日(火)
補足しておかないと…
練習の目的を「持久力(距離)」「持久力(スピード)」「スピード」のいずれかを強化することと書いたけど、これは誤解を生むかもしれないのでもう少し詳しく解説しておこうかな。
正確には…
「距離に対する持久力」と「速さに対する持久力」と「速さに対する速さ」を強化することを目的に練習をする必要があって、その中で「距離に対する速さ」を見つけ出すのが練習の本当の狙い。
どれもが読んで字の如しだけど、速さには「走りたいペース」と「自分が出せるスピード」という意味があるけどね。
難しく表現するなら、「距離と速さ」「持久力と速さ」には相対的にも相互的にも相関的にも関係があるといえる。
相対…それ単独にでなく、他と関係づけて捉えること。
相互…どちらの側からも働き掛けがあること。
相関…二つ以上の事物の、一方が変われば他方もそれに連れて変わるとか、あるものの影響を受けてかかわり合っているとかいうように、互いに関係を持つこと。
だから「どれか一つ」を鍛えたらいいわけではないんだよ。
でも、だからといってこういうことにこだわって練習をする必要はなく、のんびり楽しく走っていても必要なものが鍛えられる練習をしておくことで必要な能力は必ず成長していく。
形にこだわり過ぎて本質を見失っているのが現状だから、もう少し気を抜いて練習をしたほうがいいんじゃないのかな、と。
(こういうことを気にしたり、こういうことを考えてメニュー構成を組み立てるのがコーチの仕事。)