2020年 4月 10日(金)
情報収集のためにSNSなどで情報を追いかけているけど、びっくりするような発言があって驚いた…
「潰れたマラソン大会紹介」
「JogとLSDの違いがわからない」
別にこの発言がランニング歴の浅い、誰にも教わっていない人だったら分かるけど、それが学生時代に競技者としてやっていたレベルだったり2時間30分でフルマラソンを走破するレベルだっていうこと。
こんなご時世だからマラソン大会は潰れたのではなく、開催を中止したり延期しているだけ。潰れたって言うのは今後の開催予定もなく、主催団体や実行委員会も解散した場合のこと。
それなりの注目を浴びるほどになったんだから言葉はちゃんと使わないといけない。
(そんなに目立っていない僕ですら言葉使いには細心の注意を払っているんだから。)
それから「JogとLSDがわからない」と言っている一般トップランナーもどうかしている。
サブ3ペースに迫る速さで走っておいてLSD?
そこの分別ができていないのは問題があると思うけど…
(他にも言いたいことがあるけどそこはグッと我慢…)
意味を詳しく理解していないなら練習の効果も本人が思っているほどの効果は期待できないし、効果に期待ができないということは必然と練習量は増えるだけ。それでもパフォーマンスが向上しないなら身体的にも頭打ち。
上のレベルへ行く人(特に日本トップレベル)ほどイメージを具体的に持っていて、そのイメージを言語化することに長けている。だから話を聞いても理解しやすく、聞いている側もイメージしやすい。
でも、ピントがズレた発言をする人は理解力を持ち合わせていないか、表現力が足りないか。
自分がやっていることをイメージできる理解力があっても周りへ伝える表現力がないなら全国大会レベル。自分がやっていることがイメージできていなくても表現力があるなら県大会レベル。自分がやっていることをイメージできていなくて周りへ伝える表現力もないなら地区予選大会レベル。
これは伝える側なら相手のことを理解するというのが理解力。
スポーツニュースを観ていてもわかる。
リポーターから質問されたら質問されたことに対してしっかりと答えているし、質問したことと的外れな回答をしている選手はいない。
中学時代からのランニング歴を思い出しても言える。
元プロ野球選手の桑田さんも言っている。「選手が教えた通りにできないからといって怒るな。自分の指導に間違いがあると思え。」とね。
それと、僕は教室の人や個別サポートの人が伝えたことをできていなくても怒ったりはしない。
それは実践するのが僕ではないから細かな調整もできないし、やったこともないんだからできなくて当然だし、伝えたことが最初からできるなら伝える必要はないから僕の存在は必要ないことになる。
(そもそも最初からできるなら質問もされないか)
わかっている人はわかっている。
的外れなことを言っていること。
その言っていることに経験やエビデンスが足りていないことを。
発言は自由だから誰も言わないだけ。
僕もそうかもしれないから常に勉強をし続ける。常にアップデートを心がけ、常に過去とは同じではない。たとえ発信が変わったとしても言っている本質は変わらない。
伝える側なら、伝えたいなら言葉はしっかりと選ぶべき。