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今日の思いつき。

Posted on 2020-05-202020-05-22 by いわた ごう

2020年 5月 20日(水)

考え方は多種多様だから合う合わないはあると思うけど…と前置きして。

走力のある人と走力のない人が同じ練習をした場合、練習にかける所要時間は距離が伸びるほどに走力のない人が長い時間を走ることになる。

距離を基準に練習をしているわけだから当然のことだけど、走力のない人のそのときの心理には「待たせてしまって申し訳ない」と「どうしたら速くなれるんだろう」という自分の走力のなさを詫びる気持ちと自分より走れる人への憧れのような気持ちが生まれる。

それが良いとか悪いとかという話ではない。

走力のある人は自分に課せられた設定をクリアできたり、誰かより速くゴールをしたことによって優越感のようなものが深層心理の中にあるから「こうすると良いよ」みたいなことを発言してしまう。

そして、走力のない人は自分より走れる人に対する気持ちからその言葉を鵜呑みにしてしまって「それをやらないと」と別の日に取り組もうとしてしまう。

問題はこの二つにあって、それが本当に必要なのか必要ではないのかがわからない情報を溢れさせる原因となっていると思われる。

同じ練習をしたときに走力のある人が先に練習を終えるわけだけど、走力のない人は走力のある人よりも練習に時間をかけていることになるわけだから、最初に書いた通りで距離が伸びれば伸びるほどに顕著になっていく…

体力のない人が体力のある人より走ってて良いのかって思うでしょ。

それなのに「これをやるといいよ」と補習のような練習を課して疲労を蓄積させようとする。「これが大切なんだ」「足りていないんだ」と愚直に取り組んでしまって疲労が蓄積し、次に集まって練習をするときに疲労が邪魔をしてうまく走れない…という負の連鎖。

誰に責任がある?
走れない人?走れる人?

これはもはや誰の責任でもなくて、問題はそこのグループで共有されている「練習に対するもの」にあると思う。

「僕達(私達)も経験してきたこと。いつかできるようになるから今は焦らないように疲れを取ろう。」と声をかけてあげられないから問題が生まれる。

練習方法を教えてあげるのが優しさか、今はまだそのレベルにないから疲労を抜くことを優先して次に備えようと促してあげるのが優しさか、どっちのほうが本当の優しさなんだろうね。

練習をする上でのルールとして「限られた練習時間内で走れる距離を少しずつ伸ばしていく」を守る必要があって、このルールを守るのであれば「同じ距離であれば以前よりも速く走れるようになる」を実現できるようになるわけだけど。

「そのために…」を考えるのかもしれないけど「自分ができる範囲で」という基準がないから「一緒に練習をしている自分より速い人」を基準に考えてしまい、自分よりも走力がある人と同じ練習内容(強度ではなく距離)を考えてしまっているって気づかないと。

わかりにくいかもしれないからわかりやすく表現してみると…

例えば、自分より走力のある人が10kmを走るのに必要な時間が40分だとしたら同じように10kmを走るのではなく、40分という時間でどれだけ走れるのかを基準にするだけ。
もしかすると8kmかもしれないし、9kmか9.5kmかもしれないけど、今より走れるようになるのなら8.1kmになり、9.1km 9.6kmと自分より走力のある人と近づいていくことになるのは理解できるはず。

そのために短い時間(距離)を自分なりの力でペースを上げて走ってみたり、長い時間(距離)を自分なりの力で走ることが練習になるということ。

30kmが大事なわけではない。1,000mのインターバルが必要なわけでもない。

いかにして目標としているペースをできるようにするのか、いかにして目標としている距離を走れるようにするのかを考えるだけ。

決まった練習の形はない!

形がないからこそ参考になるものが欲しいんだろうけど、自分自身で走ってみて「こうするとペースを維持するのに効果的かも!」や「こうするとスピードを上げやすいかも!」を感じられたことが自分が得ようとするそれに適したものだということ。

30kmと言われたら「長い距離だ」と思うだろうし、1,000m(1km)と言われたら「速いスピードだ」と思うだろうけど、ある練習を言われて自分が思った距離や速さが自分に適した練習量や練習強度と覚えておいたら大丈夫。

走れるようになっていくほど距離は伸びていくし、設定タイムはもっと速くなっていくんだから。

焦る必要はない。
今できることを精一杯やっていくこと。
誰かと自分を比べる必要もない。
大会で勝負をしないといけないのは自分自身なんだから。

無理をした分だけ身体を痛めるリスクが高くなるし、痛い思いや辛い思いをしてやるようなスポーツではないので、大会のスタートラインや練習のスタートラインに立ったときには身体にも気持ちにも不安がない状態にしておかないと。

走っていて痛みが突然出てくるスポーツだから、走る前から痛みや不安を抱えているのは問題があると思うよ。

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UNITE!!「速くなるためには知識を身につけることから始めよう」 – 「走ること(練習など)の定番」とされていることがいくつもありますが、トレーニングの原理(身体に起こる現象)やトレーニングの原則(効果を出すうえで守るべき行動規則)が説明されていなかったり、それらを理解されていないことは少なくありません。そのトレーニングの原理やトレーニングの原則を学ぶ場として開設します。どこかの団体やチームに所属していても構いません。正しいトレーニングロゴを身につけましょう!https://moshicom.com/43294/

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