2020年 7月 16日(木)
ほぼ毎日のようにチェックをしてくれるフォロワーさんが身体を痛めたり調子を崩さないように配慮しつつ、パフォーマンスを向上してもらえるようにツイートをしていますが、中にはフォローを外される方もいます。
別にそれを気にしているわけではありませんが、「言い方がきついんだよなぁ」とか「そうじゃないと思うけど…」といった感じでフォローを外されているのかもしれません。
(外されたからブロックをするわけではありませんので悪しからず。)
ですが、指導というものはそういったもので「誰をも傷つけないように。でも理解してもらえるように。みんなで仲良く、楽しく。」という都合の良い指導方法なんてありえません。
そもそもですが、傷つけるつもりはありません。
「身体を痛めないようにするため」「調子を崩さないようにするため」「間違ったトレーニングをしないようにするため」を考えると厳しい言葉に聞こえることはあります。
ですが、それらを厳しい言葉のように聞こえるということは自分自身のトレーニングが原理や原則から離れているということでもあり、トレーニングを原理や原則にできる限り忠実に実践している人達にとっては「厳しい言葉」ではなく「当たり前のこと」として聞こえています。
「当たり前」というのは周りにいる多くの人達が実践していることではなく、どのようなトレーニングであっても守らないといけないことを指していて、その守らないといけないことをできるだけ多く取り入れて実践した人だけがパフォーマンスを向上させています。
多くの人達はパフォーマンスを向上させた人達が実践しているトレーニングを模倣しているのかもしれませんが、本当に模倣しないといけないのは実践しているトレーニングではなく、トレーニングで守らないといけないこと(原理や原則)を模倣しなければいけません。
その話をしているだけなので実践できていない人ほど厳しい言葉のように聞こえているだけです。また、それらは生易しい言葉で表現できるほどのものではなく、専門用語を使わず、遠回しな言い方をしないから厳しい言葉のように聞こえているのもあります。
(遠回しな言い方をしたら伝わらない、理解されない、大事だと思わない)
そして「仲良く、楽しく」は理想であって「表面上の仲良し小好し」では本当の意味での協調性・競争性は生まれません。
確かに「仲良く、楽しく」は大切で、辛い練習のときには励まし合い、誰かが好記録を出したときには自分のことのように喜ぶことが大切です。
ですが、練習で集団から離れてしまいそうなときに「がんばろうよ」「離れないようにね」と声をかけるのはチームワークとは言いません。もしかすると走る前から一緒に走れるような体調ではなかったのかもしれませんし、もしかすると一緒に走れるような体力レベルではなかったのかもしれません。
体調を崩していたのであれば「がんばろうよ」「離れないようにね」ではなく、「今日は無理をしないで休んだら?」「最後まで一緒は厳しいから無理しないために途中で切り上げたら?」と声をかけてあげることが優しさだと思います。
それに、楽しくワイワイと走ってばかりでは価値のある練習になるとは言い難いです。
楽しくワイワイと走っていても価値のある練習とするためには必然と守らないといけないことが条件として加わりますし、メンバーへかけたその一声が足を引っ張ろうとしたり仲間外れにしようとしているわけではないことを理解するためには共通の認識が必要です。その共通の認識でグループが統一されていくのであれば、そのグループに所属する人達には僕の言っていることが当たり前のことのように聞こえているはずです。
厳しい言葉のように聞こえることもあるかもしれませんが、そのときは「あ、ここは注意しないといけないことかもしれない」と気をつけるポイントとして読み取ってもらえたらと思います。
これからも皆さんにとって価値のあるツイートをできるだけ発信していけるように気をつけていくので、これからもよろしくお願いいたします。
(中にはどうでもよいツイートがたまに含まれている可能性があります。笑)
いつもツイートを確認していただき、ありがとうございます!