2020年 2月 17日(月)
SNSで情報発信(練習についてはノータッチ)をしているけど、みんなの走ることに直結すること以外に対する反応が乏しいのが気になるなぁ。
「記録を出すため」や「走り込み」「ペース」については反応が多いのに、「ランニングをするため」や「疲労回復」については反応が半分くらいになる。
確かに「走らないと速くならない」けど走っているのにタイムが向上しないのは、走ることとは別のところに原因があると気づいていない…
その別のところというのが基礎や基本ということだけど、この基礎や基本も走ることそのものに直結することだと思っているのが見て取れる。
(フォローを含め、何らかのリアクションをしてくれた人はフォローはしていなくてもリストに入れてチェックはしています)
基礎や基本の上にパフォーマンスが備わっていくわけなのに、基礎や基本がない状態でパフォーマンスが向上するはずなんてありえない。
その基礎や基本も走るということではなく、生活の部分やランニングに取り組む他の部分のことだけど、「時間がないんだ」とか言っていることに疑問がある。
だって、1日に何回ほどSNSに触れてるのかってわかるもんね。
その時間を有意義に使えば、わずか数分でもストレッチなどのケアに時間を充てられるわけだし、そういった時間を捻出していけば身体を動かす時間だって作り出すことができる。
それもしないで「時間がない」なんて…
仕事が7時半から始まって終わるのが23時を過ぎることもある人ですら、時間管理をしっかりしているから練習時間はわずかかもしれないけど作り出すことに成功している。
そう考えたら…ね。
ちなみに。
練習のことを発信しないのは、練習そのものの本質と決まり事さえ押さえておけば練習のやり方が多少違っていようとも結果には繋がるから。
(向上するタイムについては個人差もあるし、一概には言えないから良し悪しを考えて発信していないだけ)
みんなが考える基礎や基本は「走り方」や「走り込み」という部分であって、それら以外の部分にある基礎や基本ということには意識が向いていないことがSNSで観察していると良く分かる。
要するに、「走り方」というのも「起伏の走り方」や「向かい風追い風の走り方」もあるし、「練習」というのも「練習メニューそれぞれの意図や目的」や「練習をすることで得られる効果と負荷価値的な効果」もあるけど、「それらの価値を高めるため」という要素にも基礎や基本があるってこと。
言葉の説明もしておこうかな。
基礎は知識、基本は認識。
基礎は技能、基本は価値観。
基礎は身につけるもの、基本は確かめていくもの。
基礎は認識や価値観を培う土台、基本は基礎の上にある確かなもの。
それらが備わって初めて応用できることになる。
このクオリティが高いからパフォーマンスが高いし、バランスが取れているから身体を痛めることも少なくなるということ。
かけ算や割り算を覚えもしないで図形の面積は計算できないよね。
「かけ算」という基礎を身につけて、図形の面積を計算する「縦×横」という基本を覚える。そして、基礎である「かけ算」と図形の面積を計算する「縦×横」という基本を応用して答えを導き出すわけだから。
そういうわけで、「走る」という基礎を身につけて「走る」をより良いものとするための基本を身につけ、良い結果が出るようにするべきじゃないかな。
みんなにはまだまだ伸びしろがたくさんあると思うのです。