2020年 2月 25日(火)
足りてないのさ
- BLEACH 京楽 春水(きょうらく しゅんすい)-
圧倒的に情報が
マラソン大会など様々なシーンで良い成績を残せたとき、ほとんどと言ってもいいほど情報をたくさん持っている場合が多くある。
大会当日の気象条件(ざっくりとした情報ではなく何時から雨が降るとか)や大会のコース(起伏の有無、開催地域の特徴とか)、自分自身の体調や「これぐらいで走れそうだ」などのイメージ、他にもたくさんあるけど情報をとにかく有しているほうが自分自身が持つパフォーマンスを最大限に発揮することができる。
まぁ、ゴールをする瞬間まで自分自身のパフォーマンスを最大限発揮できるように、気象条件やコースに合わせて臨機応変に対応し続けることが必要なんだけどね。
そのためには情報を持っていないといけないってこと。
何も情報を持たず、何となく走ってみただけで結果なんて出せるはずがない。
マラソン大会前になると教室やクリニックで「何を持って走ったら…」とか「どのように走ったら…」とか聞かれるけど、そういった情報を持っていないから不安になる気持ちもわかるし、大会に対する準備の部分の情報よりも自分自身が「どれだけ走れるのか」という情報を持っていないことも不安感を生み出している原因の一つだったりするわけだ。
そう考えると、いかにマラソン大会当日に大会に関する情報(スタートか受付時間とかではない)や自分自身のパフォーマンスに関する情報が足りていないかが理解できるはず。
別にこれは責めているわけでも否定しているわけでもないから注意してもらわないとね。
練習を何のためにやっているのか。
大会ホームページや大会パンフレットが何のために当日までに用意されているのか。
走れるようになるため?
違うよね。
自分自身が「どれぐらい走れるのか」を把握するために練習をしているんだよ。もしくは「目標達成のために自分の力がどれぐらいに達しているか(達していないか)」を把握するためだよね。
そこから練習の目的がズレているんだから練習の効果があるとかないとかではなくて、自分自身のパフォーマンスという情報を正確に得られていないということになる。
練習をどんな強度で、どんな距離を走ったとしても、自分自身が「どれぐらいやれるか」を正確に把握できていないんだったら、マラソン大会で練習してきたものを十分に発揮できるわけもないし、目標としている結果を出すために「当日はどうやって走ればいいか」を考えることも難しくなるよ。
そうやって根拠がないから大会に対して不安にもなるし、不安感が募れば募るほど緊張もしてくることになるし。
予想外な形でマラソンシーズンを終えている人達がいるけど、新しいシーズンへ向けて何が足りないかを洗い出し、自分自身がどれだけやれるかを把握するために練習を実践して、「僕(私)はこれだけやれる!」という自信を持ってレースに挑んでみてはどうだろう。
圧倒的に足りない情報は大会の情報ではなく、自分自身に関する情報が足りていないのかもしれない。
(大会の情報は得ようとしていないだけ。得ようとしているけど得られていないだけ。)
こういったものは教室やクリニックなどで、次のシーズンへ向けて説明していけたらいいなぁ。