2020年 3月 3日(火)
もう一日、東京マラソンのネタで話を引っ張ろうか。
東京マラソンの日本人トップ10と後半までハラハラドキドキさせてくれた井上選手のデータを書き出し、いろんな角度からレース展開を分析してみると一般ランナーが参考にしてほしいレース展開をした選手を見つけられたんだけど…
まだ11人のデータだからそれが良いとは言い難いし、結果論だから参考にしても…とは思うけど、ランニングシューズでもたくさんのデータから導き出されたものを駆使しして具現化させるし、練習方法だって誰かが良い結果を出したときの結果を元に確立されていたりしていることを考えると、僕が書き出したデータも煮詰めていけば一般ランナーに応用できるレベルになるかもしれない。
ノンフィクション映画「マネー・ボール」のように成り得るのかな…
まぁ、学力的に優れている人達なら簡単に計算してしまうようなことだろうけど、学力がどうとかは関係なくランニングを楽しんでいる人達には気づかないような内容だから僕がデータ化して、一人一人に合ったトレーニングを提案することができるなら…
あとは提案を受ける側の人の感覚の問題。
それらがマッチするなら「いつもこうなってしまう…」というレース展開も避けることができるようになるし、出場する大会に合わせたレースプランを考えることもできるし、もっと速いタイムを狙うことも可能になるはず…
走る人の感覚が大切なんだけど。
データをまだ少ししか集められていないから公表はまだできないけど、現段階で言えるのは「走り込み(距離を走ること)が目標達成に必要な要素ではない」ということが証明できたかな。
簡単に言えば、日本を代表するようなレベルにいる選手達でも30km以降は失速しているし、だからといってレース後に「失速してしまったから走り込む」なんてコメントを出す選手はいないってこと。
そんなレベルにいる人達でも起こしてしまう問題(後半の失速)は、一般ランナーだけの問題なわけはない。(同じ競技をやっているからレベルは関係しない!)
なぜなら、そこ(後半の失速=距離を走る)が重要ではないというのはトップクラスの選手の結果を見たら一目瞭然だよね。
だって「走り込んで失速を防ぐことができるなら一般ランナーより走り込んでいるトップクラスの選手達に起きるはずがない」ということでしょう?
それでもまだ「走り込み(たくさん距離を走らないといけない)!」と思っているのなら、理解力がどうとかの問題ではなくて現実から目を背けているだけとしか言えない。
そんなわけで!
これもまたイベント化して「トップ選手から紐解く、マラソン攻略に向けた練習法とは」なんてものを開催しても良いかもしれないね。
予定としては4月中旬(たぶん12日?)。
トップ選手達のデータから鑑みてフルマラソンに必要なものは何かを見つけ出し、その能力を高めるとともにエネルギーシステム(エネルギーを使う能力)を向上させる練習があったらいいかもしれないね。
これも一言で表現するなら「どこにもない練習方法!」かな。
遠方の方でも参加しやすいようにお昼以降の開催にする予定なので楽しみにお待ちください。