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今日の思いつき。

Posted on 2020-04-162020-04-16 by いわた ごう

2020年 4月 16日(木)

「苦労をしただけ強くなれる」
言葉の上ではそうかもしれないけど、苦労をしないで強くなれるならそのほうが良いに決まってる。

確かに強くなるためにはしんどい練習を耐え忍ぶ必要はあるけど、それに伴って身体を痛めるリスクも高まっていくんだから、身体を痛めずに強くなれるほうが嬉しいはずだもんね。

「できるだけ楽をして速くなる」

やっぱり安易な発想と思われてしまうかな。

ランニングに染まり切った人達からは気づかないだろうけど、思いもよらないところで走れる人と走れない人には違いがあって、走れる人には必要な練習かもしれないけど走れない人には必要ではない練習だってある。
(走れない今は必要ないだけであって走れるようになっていけばいずれ必要になるのは違いない)

わかりやすく表現すると「トレーニングをいかに効率的に実践していって、自分の身体に適切な刺激を与えて、自分の望ましい身体に上手に変えていくか。」が重要で、自分自身のパフォーマンスを目標レベルへ達するために練習をしているのに、目標レベルの練習をして「いずれそのレベルで走れるようになるんだ」と思って練習をしていることが違っているかもしれないよね。

強くなるため(速くなるため)にはいろんな理論があるんだけど、最後の最後は理屈ではなくなるんだから。だからこそ理屈で割り切れるところは割り切っておかないと、何が何だかわからなくなっていくんだよね。

僕はいつも思っているんだけど…
みんなが手に入れたいのは「速さ」なのか「強さ」なのか。

選手を表現するときに「強い選手」とか「速い選手」ということがあるけど、必ずしも強いと速いを兼ね揃えていないといけないわけではないはず。

強い選手というのは「いつでも実力通りに安定して力を発揮し続ける選手」のことで、速い選手というのは「ここぞというときに思っている以上の力を発揮する選手」のことと言えばいいのかな。

学生スポーツ(駅伝)で説明するなら、学生トップクラスの大学を代表するような選手は実力通りに走ってくれるから「強い選手」であって、思わないところでひょっこりと区間賞を取ってみたり何人も抜いたりする選手を「速い選手」と思ってもらったらいいかもしれない。

で、前述した「手に入れたいのは速さなのか。強さなのか。」は普段の練習内容をTwitterなどSNSで追いかけてみると、強さを求める練習をしているように感じてしまう。

「間違ってないじゃないか!」と思われるかもしれないけど。

確かに必要なことだけど、「強い選手」は説明したように「一般ランナーのトップクラスなのか」を備えているのかどうかが問題であって、この話にも続きがあるので次も読んでもらいたい。

ひょっこりと区間賞を取ったり何人も抜いたりした選手は「速い選手」だったかもしれないけど、それをきっかけに偶然走れたかもしれない結果をいつでも走れるほどの成長を遂げ、学生トップクラスの選手へと成長していくんだよね。
(そうやって速い選手から強い選手へと変わっていく)

要するに「そのレベルで安定性を求めるよりも、そのレベルを越える速さを求める」ということが大切で、そのレベル(今の自分)をいかに1秒でも越えていけるかが大会や練習での課題ということ。

話が戻ってきたね。

もう一回、書いておこうかな。

今の自分を越えるために大会へ挑んだり練習に取り組むことが大切なのに、目標レベルの練習をして「いずれそのレベルで走れるようになるんだ」と思って練習をしているのは違ってくるんじゃないのかな。

だから、まずは速さを手に入れようと努力すること。

目標タイムから考えた速さではなく、今の自分をほんの少しでも越えられるような速さ。そのほんの少しでも越えられた速さを安定させるために、体調や環境がどうであっても同じことに取り組んで身につけることが強さ。

でも目標はまだまだ高いところにあるんだから、安定感を身につけるよりはまずは速さをどんどん身につけていくことを最優先にしてみてはどうだろう。

毎日の練習で「昨日までの自分を越えるため」を課題にして練習する。

そうやっていくことで速さが身に付いていくんだから、速さが身に付いていけば身についていくほど自分が走れる速さも速くなっていくことへと繋がる。
(自分が走る速さ=強さ)

目標からペースを考えていくと目標から自分を考えてしまって自分を見失う可能性があるけど、自分自身から目標を考えたほうが目標までの具体的な課題をイメージしやすくなるというメリットもあるよね。

目標から自分を考えると1段飛ばしぐらいで強くなるメリットがあるかもしれないけど、身体がついていかなかったら怪我をするデメリットもある。
(そんなハイリスク・ハイリターンを期待していることに危機感を持つから、僕は教室やクリニックなどで「危険だよ」と伝えているんだけどね)

自分自身から目標を考えたほうが目標までの具体的な課題をイメージしやすくなるというメリットもあるけど、デメリットと言えば進歩が少しずつになるから成長を実感するのには長い時間がかかるということ。

さて、求めているのは「速さ」なのか「強さ」なのか。
どっちのほうが安定をして成長していけるのか。
どっちのほうが長くランニングを楽しんでいられるのか。

走ることもままならない今を利用してここを見直してみたら、思い切って走れるようになったときに違いが出てくると思うよ。

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UNITE!!「速くなるためには知識を身につけることから始めよう」 – 「走ること(練習など)の定番」とされていることがいくつもありますが、トレーニングの原理(身体に起こる現象)やトレーニングの原則(効果を出すうえで守るべき行動規則)が説明されていなかったり、それらを理解されていないことは少なくありません。そのトレーニングの原理やトレーニングの原則を学ぶ場として開設します。どこかの団体やチームに所属していても構いません。正しいトレーニングロゴを身につけましょう!https://moshicom.com/43294/

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