2020年 7月 1日(水)
6月14日(日)の更新を最後にしばらくのお休みを取らせてもらったわけですが、毎日の更新を楽しみにされていた方々にはご迷惑をおかけしました。活動そのものは継続していたのですが、ネットワーク駅伝というイベントに参加をして出場チームの走行データを管理していたため、休養時間確保のために毎日の更新をストップさせていました。申し訳ありませんでした。
さて、今日から再開です!
というのも、7月1日は僕にとっていろんなことをスタートさせている日であって、2012年に初めてランニングコーチとして活動を開始したことを皮切りに、2013年には「加古川みなもタイムトライアル」のエントリー開始を開始、2017年にはマラソン大会の参加賞Tシャツを発展途上国へ送るプロジェクト「キミのためにできること。」を始動した日でもあります。
2020年は年明け早々のCOVID-19問題から4月よりランニング教室などイベントの活動自粛をしていたけど、今日から新しい取り組みを開始させる日となりました。
それは「トレーニングロゴを学ぶ場を提供する」ということをテーマしたグループの設立です。
とあるサイトや雑誌等で「これが練習方法だ」みたいなものを流布しているけど、実際には練習メニューを紹介しているだけであったり、自分自身が走れるようになったからと自分自身よりも走れない人へ教えようとしていることであったり、「自分はこう思う」という自分にしか当てはまらないトレーニング理論など、そのどれもがパフォーマンスを向上させていくうえで必要なことをおざなりにした形で伝えられてしまっているのが現状なので、そういったことに惑わされないようにするための場を提供する必要であると感じたからです。
その一番の原因が「教えてあげる」という優しそうな言葉で自分が持っている知識を吹聴しようとする人達から何も知らない人(情報弱者)を守るためであり、そのことについて学んでいる人達からすると実に腹立たしい内容だったりする場合があるからです。
大切なものを知った後であれば何かを伝えられたとしても良いものか悪いものかの理解ができるので、自分に取り入れるべきことなのか、それとも取り入れる必要のないものなのかを判断できるようになります。
ですが、それらを知ったとしてもそれらが絶対ではないということも理解する必要があり、得た知識に沿って実践していくのではなく、実践していく中で答え合わせとして得た知識を照らし合わせることが大切なので注意しましょう。
これは僕自身にとって教室やクリニックでしていることだから当たり前なのですが、多くのランナーが情報を得る場所がSNSということもあるので、一部地域の教室やクリニックだけでは伝えることができない人達のために伝えていくことができないかと考えた結果でもあります。
特に「キミのためにできること。」というプロジェクトは国内から国外へ向けたものですが、国内に向けてのものはこれまでにしてこなかったので、緊急事態と宣言された4月上旬からTwitterのタイムライン上で皆さんのランニングに役立つ情報を提供してきました。
(僕なりの無償提供できる最大限の活動です)
この4月から6月までの3ヶ月という間に僕のツイートへ反応し、そのツイートを参考にして自分自身のトレーニングに取り組んだ人達は、4月よりもパフォーマンスが向上していたり、持病のようになっていた身体の痛みが解消された人達がいます。
中には「何を言ってるんだ、この人は…」と思った人がいるかもしれません。
でも、そういう人に限って4月以前と同じことで練習を失敗していたり、身体のどこかを痛めたりしているのも確認済みです。
(以前にも書きましたがアクションのあった方はチェックしていますので…)
しかし、いつまでも僕の仕事を無償提供しているわけにもいきません。
なぜなら普段の教室やクリニックにご参加いただいているメンバーに申し訳なく、僕自身にも生活や立場というものがありますから、7月以降は有料なものとして提供することにしました。
(すでにコンタクトを取っていて、説明の途中段階にある人達のものは今のままで継続します)
当然ですよね。
飲食店で無銭飲食は許してもらえないはずです。
「それなら結構です」という方もいるかもしれませんが最初に書いた通り、出回っている情報には大切なことが欠落している場合がほとんどで、「トレーニング理論を実践している」という方でも大事なことを読み落としている場合がほとんどです。
その欠落しているものや読み落としているものを見つけたり、そこからまた踏み込んだ「感覚的なもの」を身につけるためにも意見交換をして、走ることに関する力を身につけてもらえるなら幸いです。
Twitterのフォロワーさんと話していたのですが走力とは何も走る力だけではありません。
今よりも少しでも走れるようになるためには「自分自身にとって何が必要なのか」や「いつも同じ失敗を繰り返している原因が何なのか」を見抜く力も走力の一部ですし、ランニング中に「今はどのように走るべきなのか」「今はどうしたおくほうがよいのか」を判断することもまた走力の一部です。
それらを身につけていくことが本当のパフォーマンス向上ではありますが、ここに書いてあることだけがパフォーマンス向上のヒントではありません。もっと深く、もっと広く知っておかないといけないことがたくさんあって、それらはSNSや雑誌等で見つけられるものでもありません。走力も課題もすべての人が同じではありませんし、似たようなものはあるかもしれませんが対処法も同じではありません。
そこを覚えることがパフォーマンスを向上させる基礎となります。
(これでもまだ基礎の部分。その基礎の上に基本があり、応用があります。)
いろんなことで「基礎が大事」「基本が大事」と理解しているのに、ランニングでは考えていない人や知っていると思っている人が多いが、基礎や基本が抜けていて目標達成は可能なのでしょうか。
正式には明日の夕方頃に発表予定としていますので、興味のある方はぜひお問い合わせくださいね。