2020年 7月 4日(土)
オンライングループの必要性があるって思う案件が多数発生。
教室やクリニックなどで指導させていただいた方やSNSで交流があった方などは毎日のようにチェックしているけど、練習のやり過ぎ(オーバートレーニング)で体調を崩している方がいたり、練習単体の内容では良くなったものの他の練習と連動していない方がいたりしているのが現状です。
Twitterで毎日のように反応してくれたけど、参考になっていなかったり取り入れてもらっていないのはどうしてだろう?
そんな悩みが尽きることがありませんが、オンラインミーティングに参加されている人達をはじめオンライン教室に参加されている方達は確実に走力を伸ばしています。
そういった事実を確認して並べていくと「誰かと一緒に練習をする」「ハードなトレーニングをする」「毎日のように走る」を実践している人ほど体調を崩している人が多いことに気づきます。
反対にパフォーマンスを向上させた人は「個人的に練習をしている」「そこまでハードな練習をしていない」「適度に休養を挟んでいる」ということが共通しています。
このようにパフォーマンスが向上した人とパフォーマンスが向上していない人、数ヶ月前と同じように身体を痛めたり体調を崩したりしている人がいて、それらを分ける大きな要因は「トレーニングの原理やトレーニングの原則に則ってトレーニングをしている」や「休養を積極的に取り入れていること」が挙げられます。
トレーニングの原理やトレーニングの原則は誰もが容易に会得しているものではなく、「だって、こうなるもの」「どう考えてもこのようにしかならないよね」という個人的感想で見つけられるものではありません。
「こんな練習がいいよ」とか「その練習はダメだよ」と何を根拠にしているかわからない説明が多く、根拠があったとしても「僕(私)はこれで走れるようになったから」と自分自身にしか当てはまらない可能性がある理論を述べている人がいるから行き詰まっている人が続出していると考えられます。
一つの練習や一つの動作だけでパフォーマンスが向上したわけではありません。
その前後のトレーニングも関係しているし、練習場所や天候、食事や睡眠時間等も関係しているので、個人が体験した「こんな練習がいいよ」や「その練習はダメだよ」では条件が合いませんからね。
そのような状況に陥らないためには、トレーニングの原理やトレーニングの原則をしっかりと身につけ、それらを活かし、新しいトレーニングの理論が出た際には検証し合うなど「情報の共有」ができる仲間を持っておくと共に、「モチベーション維持のため」「コンディションの安定のため」など様々な目的でコミュニティを形成しておくことで現状を打破することができます。
その根底には「健康的に、健全性のあるランニングをする」というテーマがあるので、身体をできる限り痛めることなく、少しずつでもパフォーマンスを向上させるグループは、競技としてランニングに取り組んでいる人も趣味としてランニングに取り組んでいる人にとってもトレーニングコーチやコンディショニングコーチ、メンタルコーチとして活用してもらえるはずです。
練習メニューを立てたり、練習する場を提供することだけがコーチとは言えません。
コーチとして役立つコミュニティとして所属する仲間が飛躍できるオンライングループが、パフォーマンスを向上させるために必要だと思います。
ぜひご参加ください。