2020年 7月 5日(日)
今日は3ヵ月ぶりに教室の方とLSDをしてきました。
緊急事態宣言が出る前に一緒に走ったのを最後にそれ以降はオンラインで練習メニューのやり取りをしていましたが、久しぶりに一緒に走ってみると走力が3月よりもはるかに向上したことを実感しました。
一緒に走った僕が見て、です。
後ろに回って走っている姿を見ると小さな蛇行もなく、上半身と下半身にも連動性が生まれているようでした。
もちろん本人も「走っているときの安定感が違う」とフォームに違いが出てきたことを感じているようですし、LSDの前半は「以前よりも身体が走れていること」や後半には「以前よりも疲れていないこと」を実感されていました。
この3ヶ月間の練習は自粛期間中だからと一人でハードな練習を重ねたわけではありません。できる練習をできる強度で一緒に考えたことに加えて少しだけ練習の工夫を提案させていただき、その練習を確実に実践していただいただけです。
「できる練習をできる強度でやればいいのか」と思われるかもしれませんが、そこが自分自身だけで考える練習メニューと一緒に考える練習メニューの大きく違うところです。
コーチに練習プランを立ててもらっている人が他にいるかもしれません。
ですが、立ててもらった練習プランを実践しても練習後との設定タイムをクリアできなかったり、立ててもらった練習プランを実践して身体を痛めてしまうのはどうしてでしょうか。立ててもらった練習プランを実践しているのにもかかわらずパフォーマンスが向上しないのはどうしてでしょうか。
自分自身が弱いから?
僕はそうではないと思っていますけどね。
ちなみに、今日のLSDを一緒にされた方には多くの方が知っているような練習メニューには取り組んでいませんし、僕も提案した覚えはありません。ご本人の生活リズムに合わせて、走れるときに楽しんで練習をしてもらいました。
(平均して60分以内で終わる練習ばかり)
それでも違いを感じてもらえるほどの効果があり、身体をほとんど痛めることなくパフォーマンスを向上させることが可能だったというわけです。
オンラインでのやり取りに秘密があるのかもしれませんが、内容としては秘密や秘訣というほどのものでは決してありませんし、設定タイムをクリアできなかったり身体を痛めてしまうようなものでもありません。
身体を痛めたり調子が落ちてしまうような練習強度や練習量ではなく、練習を終えて物足りなく感じない程度の練習強度や練習量を一緒に決定できたということです。
これからも1人でも多くの方にコーチとしてパフォーマンスを向上してもらえるものを提案できるようにしっかりと勉強していかないといけませんね。